追記 無差別殺傷事件対策マニュアル

前回、無差別殺傷事件に運悪く出会ってしまったときのための

対応マニュアルを書いたんですが

今回は、そもそも無差別殺傷事件そのものがなぜ起きるのか?どうすれば無くなるのか(減らせるのか)?

など問題そのものについて妄想してみたいと思います。

1.なぜ起きるのか?

一般には、「社会に対するメッセージ」というような言われ方をしたり

「自殺できないから死刑になりたい」とか、一部には「死刑までのフリーライド」など言われていますが

自分の好きな宇多丸師匠なんかは、ラジオ(タマフル)で

無差別大量殺人するような奴らは、死刑にしちゃだめだよ、むしろ長く生かして
お前らのしたことなんて、すぐ忘れられるちっちゃなことだったってことを認識させなきゃ
死刑にしちゃったら、人気絶頂で満足して死んじゃうよ

といっていて、さすがだな〜っと思うわけです。

実際に、いつ事件を犯してもおかしくない自分に言わせてもらえば

この問題は単なるコストの問題ですね。(この根拠については今後妄想するかも知れないが、今は経験則的にとしておく)

つまり、俺を含めて事件を起こすような人間は、ちっちゃいコストも負えないんですよね

そして、その結果延々と今と変わらない人生が続くことが予想される訳です。

(ここで言うコストとは、例えば、スポーツで上手くなるための努力、あるいはバンドをやるために
ギターを買い、練習し、仲間を集める一連の作業など)

言い方は悪いですが、殺人というものにかかるコストはほぼゼロです。

(こういうと殺された人の命を軽視しているように聞こえるかもしれないですが意図していません)

ナイフなんかを買って、街に出るだけ。それで一時的であろうとテレビでも報道され

何かを成し遂げた感が味わえる。すこし後押しがあれば、コストが払えない人は皆やると思います。

2.対策

前述の通り、この問題はコストの問題なんで、対策は

1) コストを高める

2) リターンを減らす

の2つしかないわけです。

1)とはナイフの販売や所持の規制強化などがこれに当たります。

しかし、人を殺すという作業はあまりにも簡単で、ナイフでも包丁でも、下手すればバットでも

人が殺せる以上、効果は出にくいと思います。

では2)はどうかといえば、これは大量無差別殺人に対する評価を変えれば可能です。

すなわち、こんな事件を起こす人間なんて、下らない童貞(or 素人童貞)だという認識を社会が持つのです

これは売春において、売春する娘はなんか悩みとか影があるという認識が社会に広がったために

痛くも無い腹を探られるということで売春が廃れたことを考えれば、効果は期待できます

いくらコストが無くても、事件を起こして、皆にキモイ童貞とバカにされたがる奴はいませんからね


ただ、このマニュアルですら表面的な対応に過ぎません。

無差別殺傷事件を避けた人間が他の形で人に迷惑をかけることになるからです

結局、この問題はこの問題を考えるより、他に(自分を変えるようなことに)挑戦するコストを

減らすことに着目した方が根本から解決することにつながるんでしょうね

例えば、女の子たちが優しくなってやらしてくれるようになるとか(笑)