2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

備忘録本編2

引間徹 「19分25秒」× 競歩をテーマにしてることは独自の切り口で評価できる。 しかし、主人公が内定を簡単に取り消したりと、現実とコミットできていない ので共感できない。(特に、社会を捉えている作品だから) 最後までいくと完全に自分の心は離れた。短…

備忘録本編1

奥泉光「石の来歴」◎芥川賞受賞作品。 相当面白く、現実と虚構の境界の喪失は、主人公の心理を描写ではなく 見事に伝えてくれる。収録されている鯰の話も「良」 ただ、この作品以外の作者の作品は面白くない、実験的過ぎる感じがする。小池真理子「恋」◎直木…